あがり症のひとり言
(前半)
少々、私のことを話してもよろしいでしょうか。不愉快ならばお読み飛ばしを……。
私も元々、あなたと同じあがり症でした。
引っ込み思案で大人しい子供。
勉強だけはできたので授業で指されることはさほど苦痛ではありませんでしたが、
運動が苦手で一人一人やらされる平均台や跳び箱ではあがってしまい、いつも失敗していました。
「失敗を笑われたくない」という典型的なあがり症の思考です。
そんな自分に嫌気が差したのは、小学校の中学年だったと思います。
「あーもうメンドクサイ!こんな自分は嫌だ!」
なにかきっかけがあったのかもしれませんが、思い出せません。
ただそれ以来、いい意味で開き直れるようになり、少しずつあがらなくなっていきました。
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