知っ得WEB
自社発行の
クレジットカードの
メリット
(後半)
自社発行のクレジットカードのメリットは、まだあります。クレジットカードの利用履歴と顧客情報を組み合わせることによって、より効果的な販促活動を行うことが可能になるのです。
ある程度の規模の小売店では、レジにPOSシステムを採用し、商品の管理を行なっているところが多くなっていますが、このPOSデータとハウスカードの売り上げデータがあれば、その店でどのような年齢、性別、住所、勤務先の人がどんな買い物をしたのかが事細かにわかることになります。
この顧客情報は、小売店がよく行なう販促手段であるダイレクトメールの効率を上げるのにとても役立ちます。
一般的なダイレクトメールでは、1パーセント程度の反応があれば上出来と考えられていますが、自社発行のクレジットカードによる顧客情報を駆使すれば、より大きな反応を期待することも可能です。
これまでの買い物の履歴を参考に、その顧客が興味を持ちそうな商品のダイレクトメールを送付したり、年齢や性別、住んでいる地域ごとに違ったダイレクトメールを送付したりすることができるため、顧客にとっても、自分の興味のない、あるいは無関係なダイレクトメールを受け取る煩わしさがなくなるというメリットが生まれてくるのです。
カード会社を介さずに、自社でクレジットカードを発行するケースが増えている背景には、このような事情があるというわけです。
自社発行のクレジットカードのメリット(前半)へ