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異業種の
クレジットカード業への
進出
(後半)
初期の頃のクレジットカードは、新しいものに敏感な若い世代を中心として広がっていきましたが、当時はまだ「借金をする道具」というような考え方もあり、消費者全体にはなかなか普及していかなかったようです。
今ではもう、その当時の若い世代が高齢者の仲間入りをするようになっており、クレジットカードを利用することに抵抗感があるという人は、ごく少数派と言っても過言ではないでしょう。
ただし、クレジットカードが広く一般に普及していくのと同時に、それにまつわるさまざまな問題も浮上するようになりました。クレジットカードには、手元に現金がなくても気軽にショッピングができるという利点がある反面、計画性のない利用によって返済ができなくなる人の数も増え続けているのです。
また、カードの偽造やスキミングといったトラブルも、最近では多く見られるようになり、手口も巧妙化してきているようです。クレジットカードはお金にかわるものであり、使い方を間違えれば問題が起きるのは当然のことと言えます。
現金を必要としないシステムはとても便利なものですが、正しいキャッシュレス社会の発展のためには、計画性を持ったクレジットカードの使い方を教えたり、トラブルが起きた時に頼れる相談窓口を用意したりすることも大切でしょう。
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