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クレジットカードと
スキミング被害
(後半)


これまでは、スキミングの手口は主にキャッシュカードで用いられており、不正に金融機関の口座のお金を横領する犯罪として知られていました。少し前からは、クレジットカードでも偽造カードを悪用した不正なカードローンの借り入れや、偽造カードで買った商品を横流しして現金を手にするなどの犯罪が増加傾向にあるようです。スキミングに使われる機械は、「スキマー」と呼ばれています。

手のひらに入るくらいの大きさの機械であるスキマーは、クレジットカードの磁気ストライプ部分を通すだけで書き込まれているデータをコピーすることができる簡単なものです。スキマーを使うと、飲食店や小売店などのクレジットカード取扱店の読み取り機に取り付けたり、携帯型のスキマーでカードが所有者の手を離れてたすきに直接読み取ったりするなどの手法でカードの情報を不正に入手できてしまいます。

クレジットカードそのものを盗まれた場合であれば、比較的被害が早めに発覚しやすいものですが、スキミングはカードそのものは手元にあっても情報だけが盗まれてしまうため、被害者が気づかないうちに不正に利用されてしまい、被害に気付くのはクレジットカードの請求書が届いてからということになり、被害の通報に時間がかかることが大きな問題となっています。



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