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クレジットカードの
国際決済の仕組み
(後半)
主な条件としては、24時間オーソリゼーション体制が整備されていること、海外におけるクレジットカード加盟店開拓の実力・実績があること、また国際的な信用決済システムが確立されていること、というようなものがあり、これら3つの条件を満たさなければ認めてはもらえません。
つまり、世界中のどこでその会社のクレジットカードが使用されても、即座に決済ができるインフラの整備に加え、クレジットカード加盟店の開拓にも力を発揮しなければならないのというわけなのです。
世界各国で使うことができるクレジットカード業務を行ないたいという銀行やカード会社に対して、国際ブランドはライセンスの提供を行ない、自社で構築した国際決済ネットワークを使える権利であるブランドマークの貸与を行なうことになります。
国内にあるクレジットカード会社は、発行するカードの券面から「VISA」あるいは「MasterCard」というようなブランドマークを取り去った時点で、国際的な決済ネットワークでは使用不可となり、クレジットカードの国際決済ができなくなってしまうのです。
逆の味方をすれば、国際的に通用するクレジットカード業務を行ないたいと考える銀行や国内のカード会社にとっては、「VISA」あるいは「MasterCard」などの国際ブランドのメンバーとして認められさえすれば、そこが運営する国際決済ネットワークを利用することができるということになります。
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