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未来のクレジットカード
(後半)
通常ICクレジットカードを利用するにあたっては暗証番号の入力を求められることになりますが、仮に暗証番号をメモした紙をカードと一緒に持ち歩いていて財布ごと盗まれたとすると、カードの不正利用は実に簡単にできてしまいます。
また、暗証番号を入力する際に、後ろ側などから他人に番号を盗み見られるという危険も考えられます。暗証番号の管理責任というのは基本的にクレジットカード会員にあるとされるため、うっかり暗証番号を知られてしまった場合の不正利用については、保険の補償の対象にならないと考えられるのです。
つまり、ICクレジットカードはセキュリティという面で、従来のサインが必要なクレジットカードより会員自身の管理能力が問われるものという見方をすることもできるわけです。このような事情を踏まえ、現在でもわざわざICチップを搭載していないクレジットカードを選ぶという人もいるようです。
100年後の未来のクレジットカードに採用されているセキュリティ対策とは、どのようなものになっているのでしょうか。
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