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クレジットカードと
規制緩和
(後半)


クレジットカード決済がまだ浸透していない「公金市場」は、今後クレジットカード業界の可能性を広げるキーワードの一つとなっているわけなのです。国民が支払っている公共料金の総額は、ちょっと想像しただけでも莫大なものであることがわかります。それらをすべてクレジットカードで支払うことになれば、各クレジットカード会社には莫大な手数料が入ることになります。

利用者にとっても、公共料金のクレジットカード払いは利便性の高いものですが、クレジットカード各社にとってみると、これは優良顧客を囲い込む効果的な手段となります。

現在口座振替や、コンビニ支払いなどの支払い方法がとられている公共料金を、クレジットカード払いに変更するということは、そのクレジットカードがその人にとってのメインカードになる可能性が高いと考えられるからです。メインカードになれば、多彩なシーンでの利用によってクレジットカードのブランドを浸透させることが可能になります。

今後は、公共料金のクレジット払いへの変更が強く呼びかけられることが予想され、ボーナスポイントやキャンペーンなども増えてくると思われます。カード利用者にとっては、自分に一番お得なクレジットカードを見定める一つの機会となるかもしれません。



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