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花粉症を悪化させる油
(後半)
こうした油の中にはリノール酸という物質が多く含まれています。このリノール酸は、体内に取り込まれるとアラキドン酸という物質に変わります。
そして、このアラキドン酸は、ロイコトリエンという物質を作り出します。ロイコトリエンという物質にはいくつか種類がありますが、アラキドン酸から作られるロイコトリエンはアレルギー反応を悪化させることが知られています。
花粉症のメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、最近の研究ではこうしたアレルギー症状を悪化させる物質との関係が分かってきています。
体の仕組みは複雑で、物質は身体の中に入ることで様々に変化するため、何が影響しているのかを特定するのは難しいですが、分かっている物を避けることで症状が緩和するのであれば、食事の際に気をつけたいですね。
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