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うつ病のしくみ
(後半)
うつ病の治療に用いる抗うつ薬であるSSRIやSNRIはノルアドレナリンとセロトニンの2つの神経伝達物質の異常にだけ効果があるので、そのほかの神経伝達物質の異常が原因となっているうつ病では改善しきらないことがあるのです。
またうつ病になるしくみは、神経伝達物質の分泌異常以外にも栄養素の摂取の不足にもあるようです。
ビタミンB郡、ビタミンC、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ナイアシンなどが不足することでセロトニンなどの神経伝達物質が生成されなくなったり、意欲低下、情緒不安定、悲観、不安感などのうつ病に通じる症状を起こすことがあります。
これらのうつ病のしくみからうつ病の治療も複合的に行わなければならないことが分かると思います。投薬治療だけでは改善しないうつ病もあるということです。
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